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Kyoto, Journey Continues

2026.06.21

ワックジャパン 市川でございます。

旅への想い。

旅は、人を育てる力を持っています。また、旅の楽しさは、景色や食べ物を味わうことだけにあるのではありません。知らない土地に足を運び、その場所の空気にふれ、人と出会い、思いがけない時間を重ねることにこそ、旅の本当の魅力があります。ときには予定が狂うような出来事やトラブルさえも、後になれば旅ならではの忘れがたい思い出として心に残ります。日常を離れた場所で目にする風景はどこか新鮮で、普段は気づかずにいる自分自身の気持ちや考えにも、そっと光を当ててくれます。

初めての場所で考え、選び、行動することは、自分の感覚や判断力を少しずつ鍛えてくれます。また、土地ごとの文化や価値観にふれることで視野は広がり、思い込みや偏見はやわらいでいきます。自分にとっての当たり前が、誰かにとっては当たり前ではないと知ることは、相手を受け入れる心を育てるきっかけにもなります。言葉の壁にぶつかりながらも、身ぶり手ぶりや表情で通じ合えたときの喜びは、人とわかり合うことの尊さを教えてくれるものです。旅から帰ったあと、英語を勉強しよう、何かにトライしよう、出発前とは少し違う視点で物事を見られるようになるのは、そのためなのでしょう。

世代や旅の経験値というか、感じ方の違いはあるにせよ、旅のドキドキ感、楽しさは歳を重ねても一緒のような気がします。

旅はまた、世界の広さと、人との縁の尊さも教えてくれます。バックパック一つで世界を巡った若者が、帰国後に自信に満ちたリーダーとなる話は枚挙にいとまがない。旅先での偶然の出会いが、その後の人生を大きく変えることもあります。実際に私の友人で、20代の時にアメリカを旅し、そこで日本のハンバーガーチェーンの創業者と出会い人生が変わった。その会社の役員にまでなり、創業者の引退とともに自身も現役から退きますが、その歩みはまさに旅が人生を育てた一例だと思います。

私たちが提供する茶道の心得である「一期一会」ほど、旅の本質を言い当てた言葉はないかもしれません。千利休の流れをくむ茶の湯の世界で大切にされ、後に井伊直弼がその精神を深く説いたこの言葉には、「この出会いは一生に一度きりのものかもしれない。だからこそ、誠意を尽くして向き合うべきだ」という意味が込められています。井伊直弼は幕政の重圧の中にあっても、茶の湯を精神的な支えとし、また、政治的対話の大切な場として重んじたと伝えられています。

旅先で出会う景色、人、言葉、そして出来事は、まさにその瞬間にしか存在しないものです。同じ場所をもう一度訪れたとしても、同じ季節、同じ空気、同じ出会いが、そのまま戻ってくることはありません。だからこそ旅はかけがえがなく、私たちの心を動かし、人を育てるのでしょう。一つひとつの出会いを「一期一会」として受けとめるとき、旅は単なる移動や観光ではなく、今この瞬間を丁寧に味わう営みへと深まっていきます。

また、茶道には、主客が心を通わせながら一つの場をともにつくり上げる「一座建立」という言葉もあります。これは、旅におけるホスピタリティの本質にも通じる考え方です。訪れる側と迎える側のどちらか一方だけで旅の価値が生まれるのではなく、双方が「一期一会」の心で向き合うことで、その時間はより豊かで特別なものになります。そこには、単なるサービスの提供を超えた、深い敬意と共鳴が生まれます。そうした旅を重ねるごとに、私たちの心はより柔軟に、そしてより豊かになっていくのです。

ワックジャパンの茶道体験でも、この想いがひとつになった瞬間、お客様の感情があふれ、思わず涙される場面を何度も目にしてきました。だからこそ私たちは、ただ感動を届けるだけでなく、その先にあるより深い価値を提供し続けなければならない責任があると強く感じています。

こんなふうに旅のことを考えていると、またどこかへ出かけたくなりますね。そして何より、若い人達にこそ、たくさん旅に出てほしいと思います。

さあ、次なる旅路へ。そこには、笑顔の記憶と、かけがえのない宝物が待っているに違いありません。

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ワックジャパンで「一期一会」の旅

まずは茶道体験を!

https://wakjapan.com/jp/course_category/tea-ceremony/