2026.06.07
京都話
2026.06.07
ワックジャパン 市川でございます。
「わくわく館」の庭に湧き出る地下水から始まる物語
京都の御所南に位置するワックジャパンの体験施設「わくわく館」の庭には、井戸があります。
この井戸には、弊社代表 小川のこんこんと湧きでる想いが溢れています。
わくわく館は元々、銘酒「キンシ正宗」の創業地であり、そのご家族が住まわれた町家だったのです。1781年に造り酒屋を創業し屋号を「松屋」としました。
現在わくわく館の庭から湧き出る地下水は、キンシ正宗の名水「桃の井」の復活と言わせていただいても過言ではないほど美味しい水です。
実際に安定した供給とともに、非常に高品質で美味しい水として評価され、付近には京都御苑の「懸井(あがたい)」、梨木神社の境内にある「染井(そめい)」といった京都の名水が二つもあります。
専門家による28種類の水質検査の結果、そのまま飲用できるほどの良質な水であることが証明されたこの地下水。井戸掘り職人の、長年の経験と知識によって見出された水源は、古くから京都の名水として知られてきた水源の血筋を引いた、まさに自然からの贈り物と言えるでしょう。
先日、錦市場でお世話になった、老舗蒲鉾店の方の講演を聞く機会がありました。もともと錦市場の発展は、京都市の中心部、御所の近くに位置し、政治・文化の中心地に近いため、古くから人々や商人が集まりやすい場所であったことに加え、錦市場周辺は地下水脈が豊富で、その井戸水を冷却や保存に利用できたことから、鮮度の良い食材を長持ちさせることに大きく寄与し、これが食材の流通や市場の発展を促進し「京の台所」として繁栄したとの事でした。
そんな「京の台所」も今は「京の食べ歩きストリート」として多くの観光客の皆様が楽しんでいらっしゃいますが、古くからの老舗は残念ながら減少傾向。我々も何か出来ないかと、京都市、京都錦市場商店街振興組合さん達とツアーを造成し、錦市場本来の活性化と、伝統を引き継いでいくお手伝いを微力ながら尽力させていただいています。
ワックジャパンのわくわく館に話を戻します。御所南という土地柄、地下水脈が豊かであることは想像に難くないのですが、実際に庭先から清らかな水が湧き出る光景は、感動を覚えるほど。その水は、口に含むとまろやかで、雑味がなく、清涼感が体全体に染み渡ります。
この地下水は、地域の自然と文化の豊かさを感じさせるとともに、日常の中でその恵みを享受できる喜びをもたらします。京都の酒や豆腐など京都の食文化は良質な地下水に支えられていると思うと感慨深いものがあります。
この井戸からの水は、お客様へのおもてなしとして、茶道体験のお抹茶やお料理体験にも使用しています。また、玄関先にも蛇口を設置し、散水に使ったり、災害時には地域の非常用生活用水としての機能も果たしてくれます。
庭に湧き出た命の水は、会社にとって貴重な財産です。かつて錦市場が地下水の活用で発展したように、ワックジャパンもその恵みを活かし、新たな価値を創造していくことで、会社の発展だけでなく、地域社会への貢献にも繋がるはずだと考えています。
庭に湧き出る地下水の物語はまだ始まったばかり。
ぜひ多くの皆様に、この水とこの水を使ったお抹茶を味わっていただきたいと思います。
ーーー
京都錦市場商店街振興組合公認ツアーで出会う京都の伝統食材と対面販売の楽しさを味わう
京の台所”錦市場”の老舗店で京都の食材を購入し京町家で”松花堂弁当”作り
https://wakjapan.com/jp/course/oishii-street-nishiki/
錦市場散策&酒テイスティング&巻き寿司体験はこちらのツアー
京都の美味しい地下水利用の京町家での茶道体験
https://wakjapan.com/jp/course_category/tea-ceremony/
京都の美味しい地下水利用の京町家でのお料理体験