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Kyoto, Food Culture

2026.10.16

ワックジャパン市川でございます。

京都の食文化といえば、伝統的な京料理の会席を想像しがちですが、その魅力はそれだけにとどまりません。

今回は会席ではない、もっと身近な庶民的な食文化のお話です。

まずは、人気の「おばんざい」のお話から。京都の家庭料理で、季節の小皿料理とでも言えばわかりやすいでしょうか。京都では「おかず」「お惣菜」と呼び、日常会話で「おばんざい」という言葉はあまり使いません。もともとは日常的な京都の家庭料理を指す言葉でしたが、調べたところ、江戸時代後期に出されたレシピ本で紹介された頃から使われ出し、明治、大正で京都のライフスタイルが変わり、いつしか使われなくなりますが、戦後20年近く経って、「おばんざい」という言葉が再び世に出るように。現在はどちらかというと観光向けにメディアが「京風のお惣菜」という意味で「おばんざい」を使い、それが定着したと思われますが、とても京都らしい素敵なネーミングだと思います。

旬の野菜、豆、乾物を組み合わせ、家庭の知恵と工夫というか、「もったいない精神」で食材の余りを美味しく活かします。街の定食屋や小さな食堂には、そんな「おばんざい」が並んでいて、京都人の食卓を覗いているようにも見えます。季節ごとに表情を変える小さな一皿から、京都に根付く暮らしの知恵と、心温まる文化を感じ取ることができるでしょう。

パンとコーヒーもまた、京都の食文化に欠かせない存在です。

全国的に見ても、パンとコーヒーの消費量はこの小さな街ながらいつもベスト3には入るのではないでしょうか。京都の朝は、パンとコーヒーの香りで始まります。街のパン屋さんには、食パンだけでなく、菓子パン、サンドイッチや和の素材を取り入れた惣菜パン、季節限定の創作パンが並びます。近所にパン屋ができた、なくなった、と大きな話題になるほど京都の人はパンが大好きで、それぞれにお気に入りの店や味があるのです。個人的には見かけたら買う志津屋の「カルネ」がお気に入り。仕事で訪れる、伏見桃山・納屋町商店街のササキパンは大正10年創業の、時が止まったかのようなノスタルジックなパッケージデザインと素朴な味がご近所さんに人気で、行くといつも手を伸ばすのは「ブドウパン」です。ワックジャパンの伏見ツアーでも立ち寄り先の一つです。また、進化を続けるパン業界は老舗だけではありません。いつもお仕事でお世話になる、株式会社ジャパンフードエンターテイメントさんは、「マツコの知らない世界」でも紹介されたKAMOGAWA BAKERYを運営されていて、美味しいこだわりのベーグルが人気です。

コーヒーも自宅でよく飲まれますが、京都の街には地元で愛される、いわゆる喫茶店をはじめとする珈琲店が数多くあります。歴史ある老舗だけでなく、新しい焙煎や抽出法にこだわるコーヒースタンドも次々とオープンし、角を曲がればスペシャルティコーヒーの香ばしい香りが漂ってきます。

ここで、京都の珈琲店に関する豆知識を少し。京都の三大珈琲といえば「イノダコーヒ」「小川珈琲」「前田珈琲」が有名です。中でも老舗の「イノダコーヒ」は、「コーヒー」ではなく「コーヒ」と表記するのが特徴。そして、ここのコーヒーはあらかじめミルクと砂糖が入った状態で提供されるのが基本です(もちろん、ブラックや砂糖抜きでの注文も可能です)。

さらに、このイノダコーヒは多くの優れた職人を輩出し、京都のコーヒー文化を支える重要な存在となっています。三大珈琲の一つ「前田珈琲」の創業者である前田隆弘氏もその一人です。「高木珈琲」や「はしもと珈琲」も、イノダコーヒ出身の職人が創業した、そのDNAを色濃く受け継ぐ名店として知られています。

京都散策の際には、ぜひ懐石料理以外の食文化にも触れていただきたいと思います。今回は洋食や街中華の紹介が出来ませんでしたが、いつかの機会にご紹介したいと思います。このように、京都の食文化は伝統を重んじながらも、多様な表情を見せてくれます。それぞれが織りなす味わいの旅は、きっと新たな京都の魅力を発見させてくれることでしょう。

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実はとても充実しているワックジャパンの京都の食文化を堪能するツアー、体験プログラム

商店街ツアー・発酵ツアー・農業体験ツアーなど

https://wakjapan.com/jp/course_category/tour/

お料理体験

https://wakjapan.com/jp/course_category/cooking-sake/

京都の食文化で忘れてはならないお抹茶「茶道体験」は和束町のお抹茶を使用しています

和束の里へのお茶ツアー、茶畑見学などもお問い合わせください

https://wakjapan.com/jp/course_category/tea-ceremony/

特別な宴席「舞妓ディナー」はお問い合わせください